ずっと街を歩いてきた。
たくさんの街を歩いてきた。
街は去り、記憶のかけらとなった。
かけらはつらなり、走馬灯となり、
果てしなく続く街となる。
その街を歩く。
街の記憶が蘇る。
違う街の記憶が蘇る。
記憶は混ざり合い、新しい街になった。
街は時空を超え、タイムマシンとなり、
街を歩いている。
遠近も階調も無くなる。
街は舞い、自由になった。
街は輝き、無数の星、銀河となり、