吾輩は猫である。

生まれは長野だ。

野良に生まれ、レストランの店主に餌をもらい育てられた。

世田谷に住み夏場だけ長野に避暑にきていた人に 引き取られ家ネコとなり、ビットと呼ばれた。

その家には猫が2匹いた。

吾輩は2匹が好きになれなかった。

2匹に無視された、初めは我慢していたが、耐えられなくなり、2匹に飛びかかり、大げんかとなった。

毎日、取っ組み合いの喧嘩が続き耳をかじられ、鼻にキズをおったが、負けなかった。

そのうち、2匹はぼくを見ると、逃げ回るようになり勝負はついた。喧嘩に勝ったのだ。

しかし、主人はそれをを見て、困り果て、そして、吾輩を手放す事にした。

吾輩は敗、主人は吾輩の引き取り先を探した。

鎌倉だった。

新しい主人は優しかった。僕は気に入られ、お腹が空いたとニャアと言うと餌をもらえた。さみしいとニャーと言うと抱いてくれた。

しかし、またしても敵がいた。前から飼われていた雌猫だ。

吾輩を見ると、シャーっと威嚇するのだ。主人は仲良くさせようとしたが無理だった。仕方なく場所を変え住み分けしようと大きなタワーを買ってきた。

やつはてっぺんに登り、吾輩を威嚇して来るのだ。

頭にきて、復讐のチャンスを待った。

ある朝、我々を別の部屋にし、主人が外出し、チャンス到来。壁をよじ登り、奴の部屋に突入を試みた。金網を破り、相手に飛びかかり、大げんかとなった。

主人は、諦めた。

 

 

そして、ここ多摩にきた。